FUJI CLIMBING TRAINING 1

スタート地点の5合目は、本降りの雨で、

やはり今回は中止にすべきだったかという思いが過ぎりましたが、

少しづつ雨も弱まり、13時45分に八合目山小屋目指し、登山開始。

(出発前、全員元気だった風景、5合目にて)

私と丸山さんは、別行動。

丸山さんは、驚異的なスピードを見せ、

あっという間に登頂し、8合目の山小屋へ。

私は、4時半に山小屋到着。

8合目山小屋で、本隊を待っていました。

他の登山者が、続々と山小屋に上がってきます。

多くの外国人や、グループ登山者や親子連れ・・・。

インデップ隊どこまで来たか?順調か?

何度もデッキから下を見下ろしますが、それらしきものは見えません。

本隊からラインが来ていました。

「現在7合目手前です。まだまだかかります」(3時50分)

「私たちは、7時半に到着見込みです」(5時半)

7時半だって?そんなにはかからないだろうと私は思っていました。

しかし、このころ、本隊では問題続出していましたことを

私と丸山さんは知る由もありませんでした。

(8合目の一番下あたり、この時、K氏は、すでにいつもの明るいK氏ではなくなっていた!)

すでに日が落ち、暗くなっても本隊は上がってきませんでした。

丸山さんと私は、本隊を迎えようと、デッキから時々下の登山道を見下ろしますが、

8合目でも3200Mあり、気温は8度。風も強くとても寒い。

時間は刻々とすぎていきます。

そして、8時過ぎ、あれじゃないかな?

はるか下のほうに、ヘッドライトの連なりが見えました。

「おーい!あと少し!頑張れ!」

めちゃ寒い中、声援を送ってました。

そしたら、下の方から、意外な声が!

「荷物2人分持っとる人が2人いる!

 荷物取りに来てくれ!」

本隊到着は、結局8時半を回っており、

直後に夕食のレトルトカレーを出され、

食事が喉を通らなかった人も数人いました。

そのまま、モグラの寝床のような見たことない狭い場所へ案内され、

「消灯時間過ぎてるので、電気消します」と言われたのでした。

2日目は1時半起床、2時出発ですが、

全員ほとんど寝られない夜を過ごすことになりました。

Staff

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