バングラディッシュのIKR
新しいIKRの工場
バングラディッシュの取引は、13〜4年になりますが、
現在は、もっぱらダッカから飛行機で1時間ほどの、
チッタゴンの工場ばかりです。
以前、メインでやっていたアディラで、
偶然にカジさんと出会って、関係が太くなってきました。
アディラでいろいろと問題が起こって、
カジさんに新しい工場を探してもらい、
現在はIKRとの取引がメインになっています。
カジさんとしては、お世話になったアディラから、
IKRという新しい工場へ、転身してくれたわけですが、
苦渋の決断でもあったろうと察します。
IKR工場のユニークさ 1
アディラの工場は比較的港近くにあって、
決して大きな工場ではありませんでした。
一方、IKRは、アディラと比べて、もっともっと小ぢんまりして、狭い、
小さな建物の印象です。
街中のロケーションで、
こんな狭い建物で、700人も働いているのかな?と。
しかし、工場内は、とても掃除が行き届いています。
きれいです。
またどこも明るい。
(謙吾さんが、ルクスを測って、明るさを指導したそうです)
扇風機がたくさん設置されていて、涼しい。


働いている工員さんたちの表情も明るい。
笑顔率高い。
この辺は、カジさんの影響が色濃いはず。
ここで働いている人はハッピーじゃないでしょうか?
(工場で全員につくられるランチも好評だそうです)
IKR工場のユニークさ 2
カジさんは、IKRにインデップの生産の拠点を移すために、
いろいろ骨を折ってくれています。
まずは、生産管理スタッフ中心に、
なんと200名をアディラから連れてきました。
IKRの社長も謙虚な人で、
従業員の給料が払えれば、それ以上儲けなくてもいいって!
IKRの社風は、カジさんもだけど、社長の人柄が出ています。

IKR社長↑
インデップの社長が初めて来るぞということで、
工場の狭い入り口に、レッドカーペット。
そして大きな花束をいただきました。
(花束、商談室の棚に忘れて帰ってしまったけど)
謙吾さんの偉大な貢献の片鱗
工場内、狭いのですが、明るくクリーンな感じ。
ちょうど、SMのボアジャケットなど作っていましたが、
安心感も感じます。

(カジさん↑SMジャケットを手に)
特に検品エリア。検品担当者(アディラから)が、
熱心に説明してくれました。
検品エリアは、5つのパート(5STEP) から成っています。
① インサイドの検品エリア
商品の内側を検品します。
② アウトサイドの検品エリア
商品の外側
③ メジャメントとアイロンのエリア
④ OIL MARKやDIRTなどのチェックエリア
メジャメントも再度
⑤ ファイナルチェックエリア
袋入れなど
カジさんの説明によると
アディラからIKRへ生産を移す際、
藤井謙吾さんから、指導されました。
藤井さんは、とても心配していました。
(お察しします。この工場、今ではとてもきれいですが、
きっと、藤井さんが最初に来た時は、とても仕事を出せる状態ではなかった)
素晴らしいファイナルQC、そしてIKR
最初のオーダーは、1万枚限定。
その結果、藤井さんからは、この品質では無理と。
それから、
藤井さんとカジさんで2人三脚の、工場改革を
やったのです。
最終検品エリアの5ステップを作り上げたのです。
カジさんは、藤井さんの厳しい要求に
応えるために、諦めず行動しました。
厳しい謙吾メソッド + 諦めないカジさんのスピリット
によって、現在のSKRが作られたということが
よく伝わりました。

まあ、小さな街中の汚い建物ですが、
工場の質は、第1級です。
SMの商品でも生産できるのですから。
カジさんが、200人のスタッフを連れてきたのは、
このIKRを作るために、必要だったのです。
カジさんは、今のいKRになるまでに、
謙吾さんが、細かいところまで、いかに厳しく指導したかを
とても嬉しそうに説明してくれました。
謙吾さんとカジさんと、誠実なIKR社長の3人がそろって、
初めて、この奇跡のようなIKRが生まれました。
こんなことは、なかなかありません。
インデップは、素晴らしい工場に恵まれています!